無駄に明るい

雑記帖

こういう日が

この前のブログを書いたあとたまたま当時の友人と飲み行くことになって飲みに行きそこで言えるだけの音楽の悪口を話し、結論として今が一番安定してバンドを応援できるメンタルだという結論にいたった。8時間も飲んで23歳の女二人が出す結論としては浅すぎる気がする。もっと積立とかの話とかしたほうがいいのかもしれない。

バンドが好きになってから8年近くになる。好きなバンドはほぼ解散した。その中で唯一残ってると言っていいバンドSAKANAMONのワンマンライブに行ってきた。CD発売記念とかじゃなくて結成14周年ライブだからなんの曲やるか全然読めなくてライブ前はなんか色々緊張したけど、開演前の長蛇の列に並ぶ手間でその緊張が一気に吹き飛んだ。面倒なこと嫌いすぎる。

ライブが始まって色んなことが脳内をよぎった。本当に走馬灯のように曲が流れるたびにその時のツアーの思い出、その時のどうでもいい学生時代、全部全部綺麗で全部全部恥ずかしくて、全部全部曲の中で浄化されていった。私本当にSAKANAMONが好きで良かったと思った。頼むから高校時代の自分、音楽たくさん聴いててくれ~それだけでいいから。それだけしててくれ。生きてて良かったなんて思うことはあんまりないけど、ライブで思い出の曲が流れる度にこの人生で良かったと思えた。 セットリストとかに言及すると物凄く言いたいことありすぎてもういっぱいいっぱいになっちゃうんだけど、一個だけ。本編の最後にハロをやってくれて、それが本当に格好良くてバンドとしてこの曲をセットリストに組み込んでくれたことの意味とか嬉しさとか色んな感情がごっちゃになってずっと泣いてしまった。ハロ、私が高三の時にギター部の文化祭の弾き語りで最後にやった曲。SAKANAMONがすごく好きだったこと、高校時代に出来た数少ない友達のために歌おうと練習したこと、その友達らがダンス部の発表見に行っててハロの時誰も見てなかったこと、同じ部活の好きだった男の子が弾き語り終わりにナイスみたいな変なジェスチャーしてたこと、母親に弾き語りはグダグダだったけど最後の曲良かったと褒められたこと。どうでもいいんだけど、どうでもよくなくてやっぱり大人になってこの曲がまだ生きている、ライブで聴ける、これに感謝しなくなったら人間終わりだなと思った。

私はSAKANAMONに何もできなくて応援しかできなくて、なんなら応援もしてない時期もあってそれなのにこんなにも私のそばにいつまでもいてくれてこんなつまらない人間になっても肯定も否定もしないでくれて、ただ音楽を届けてくれて有り難いとかじゃなくて申し訳ないになってくる。ファンは無力、申し訳無い。

ライブ終わりに3人の友人と飲みに行った。SAKANAMONが好きでTwitterやライブハウスで出会った友人たち。出会った当時私は14歳とかだったのに今日は生ビール飲んで仕事とか音楽の話して、終電逃して、スゲえなぁSAKANAMONの歌詞みたいだ。酒飲めないくせにハロの弾き語りやって生意気だよ私。8年、今だに私は音楽が好き。当時好きじゃなかったものも好き。頼むからこういう日がまた一回でいいから来てほしい。そしたら多分今日の話を沢山するんだろうな。