無駄に明るい

雑記帖

模糊と痺れ

夢を見た。 すごく幸せな夢で、好きなバンドのライブに行く夢だった。夢でもe+のアプリが使えなくて戸惑ってたら、しょうがないなぁとスタッフが中に入れてくれた。中に入ると昔よくライブに行ってた友達が全員いた。本当に全員いてそのうちの一人の男子が「お前何飲む?」って聞いてきたから「ジンジャーエール」とこたえてドリンクを代わりにとってきてくれた。開演前までバンドの話をした。SEが鳴りライブが始まってすぐのところで起きた。

朝起きたら喪失感が凄くてあの頃の友人たちはみんな元気にしてるのか心配になった。今年の7月に夢に出てきた何人かのうちの二人に会って「次いつ会えるかな」って聞いたら「もう一生会わないんじゃないかな」と言われた。そのタイミングで私の乗る電車が来て「そうだよね」って言って別れた。

LINEだってTwitterだって知っててそれでも会うことがない人が沢山いる。会える距離で会える時間を持ってて会う理由もあるけど会えない人が沢山いる。私が会えないと思う人が沢山いる。そういうとこで私は人生を細くする。

映画を最近また見るようになった。暗い映画が好きでやっぱり映画を見てるなぁという感覚に浸れるから好きなのかもしれない。最近見た邦画で「アンダーユアベッド」が良かった。高良健吾がキモいこと全部してて満足した。痛そうシーン、エッチシーン、痛そうエッチシーンがあるので皆にオススメとは言えないけど私は好きだった。どうして忘れられちゃう側ってこんなに些細な事に執着しちゃうんかね~と主人公の行動原理の切れ端は何となく理解できる感じがより体験として良かったのかもしれない。

私が皆を忘れていないように皆にも私を覚えていて欲しいなと思う。私の事なんか忘れてもいいから、一緒にいてそれが楽しかったことは忘れないで欲しいなと思う。いつだって私ばっかりが思い出に執着してる。衣食住とかどうでも良くてただただ生暖かい記憶のなかで横になって手が痺れる時がある。手が痺れる時はだいたい泣く予兆で仮に涙がでなくてもそれは泣いているのと同義。二回目のワクチンを打ったからか全身の関節が少し痛い。これじゃあ手が痺れたかどうか多分わからない。