無駄に明るい

雑記帖

なんとなくの話

※今年の6月24日の記事です。ここまで下書きに眠っていたのを気分で発掘させました。今、彼には彼女がいるのが後に発覚したのでそういうのも書こうかな。ここに書いてない話弱い話とかこれの反響があったら書きます・・・

高校時代同じ部活の男子が好きだった。
別に今の普通に好きで、Twitterで彼からいいねがくるとガッツポーズを取りたくなるくらい興奮する。あぁなんて現代っ子な距離感。
きっと、彼がいなかったら私の高校時代はずっとずっとずっと味気ないものだったと思う。私なんかが好きになっても拒絶しなかったこと、私が勧めたバンドを色々聞いてくれたこと、ふざけてかけた電話にも耳を傾けてくれたこと全部全部本当にありがとうって言いたい。

好きになったきっかけはやっぱり部活だった。ギター部の部室は刑務所の牢屋なんかより狭くて刑務所の牢屋より設備がくそだったので1年は外で練習してた。と言っても激ゆる部活だったため、1年は私含めて毎日3人くらいが流動的に来てただけだったし、練習もせずにギターだけ持って自称進学校の愚痴を垂れ流してた。

部活で初めて会った彼はたまたまチョコをくれた。ディズニーのお土産だったらしい。その後彼は黙々とカナブーンを練習してた。めちゃくちゃ上手かった。それでなんか好きになった。それだけ。その後も約四、五年その思いを引きずるのだから恐ろしい。

私と彼はだいたい部活終了時刻の7時までいたが、先輩とかは途中で帰るのでよく部室で二人になったりもした。その時は先生の愚痴とかギターの弾き方のコツとかの話をして一緒に職員室に鍵を返して、「明日も部活くる?」なんて話してお互い家が逆方向だからバラバラに帰った。そういう日の帰りは1人で好きな音楽を聴きながら、少し早足で駅に向かった。エモいな・・・ここだけ切り取ると青春だけど、引き絵で見たら真っ黒な駄作だから。物は言い様

初めて彼と学校以外で会ったのは、私が「友達と遊んで無さすぎて母親が心配してる。チケット代出すから一緒にライブ見に行かない?」という謎すぎる嘘をついて2人で地元のライブを見に行った。途中お気に入りのCD屋さんに連れて行ってあげたら気に入ってくれて少し嬉しかった。ライブはアンダーグラウンドの 鼓膜なくなるレベルの爆音の中、大人が大量のタバコを吸っていた。「ライブハウス初めて行くんだよねぇ。」なんて無垢な彼の初ライブハウスをこんな田舎の地下で奪ってしまってことが少し申し訳なかった。

彼が好きなことは友人からすぐにバレた。分かりやすすぎた。当時の私は彼と会えるかもしれない(私が部活の出席率100%に対して彼が80%くらい。)放課後が楽しみすぎて7限とかほぼどうでもよかったし、授業終了後5分後には部室の鍵を借りていた。キショい。やっていることはほぼ待ち伏せしてるストーカーだった。皆はお似合いだよ〜同じ空気感だもんとか言ってたし、彼も彼で私の好意にはきっと気づいてたけど、拒絶も何もしないってことは「好きだけどそういう好きじゃない。」なんだろうなって薄々感じてて、でも高校時代一番親しかった女友達くらいの立ち位置に私がいてくれるなら、それでいいかなくらいには思っていた。

話が長くなった。最後にひとつ、今でもふと思い出して死にたくなる時がある出来事を。2人でCDJ2015/2016に行った帰り(そもそも田舎の高校生2人で一緒にフェス回る自体がもう事件。一緒にバンアパ見たこととか最高だったし、今でも一緒に見たバンプが最高だったことを思い出して、天体観測聴くと躁鬱になる。)電車で二人とも東京駅から爆睡してもうちょっとで彼の最寄り駅の時にふと目を覚ましたら、日の眩しい感じとか寝てた彼のこととか今でも生々しく思い出せる。怖い。彼が電車から降りる時に「あけましておめでとう」って言ってくれて「ありがとう。今年もよろしく」みたいなことを返した。「あぁ2016年一番最初に彼にあけましておめでとうって言いあえたのは私なんだ」と嬉しくなってたら、いつの間にか電車が動いてた。あぁ死にてぇ

頭がよかった彼は地方の国立大学に進学し、一人暮らししてるらしい。頭が良くて、面白くて、ギターも上手い彼は牛乳が好きなのに背が伸びないことを悩んでいたがその不完全さまでもが完璧でBase Ball Bearに「男の子の最高傑作」と歌ってほしいくらいだ。そう言えばCDJで一緒にベボベ見たな。最近の目標は彼の結婚式に呼んでもらうことです。
そのためにもたまに彼と会って話しがしたいなんて思ってしまう。