無駄に明るい

雑記帖

憤死

※2週間くらい前の話で下書きにあって公開しない理由ないなって思って公開しました。

 

どうしようもなく高校時代に好きだった人に連絡したくなった。

きっかけは分からなくて、気づいたら思い出して気づいたらブログの下書きに1年半前から眠っている彼と最後に2人で会った思い出を読んでて気づいたらLINEを開いていた。

開いたけどなんて打てばいいかわからなくて久しぶりと自分の名前と何してるのかなって思って連絡したよ〜みたいな旨を送信した。あーー会話弾んで電話とかして昔好きだったんだ〜みたいな話して過去の決着を全てつけて晴れやかな人生を、青春1ページに句点をつけて終わらせることが出来たらいいなぁ、とぼんやり思った。

送信したあとKindle綿矢りさの「勝手にふるえてろ」を買って読んだ「今すぐ読む」のボタンを素早く押して本当に今すぐ読んだ。彼はLINEの返信遅いからなぁとか思ってたら意外と早く来てそこから小説を読んで20分後にLINE返してみたいなことを繰り返していた。

勝手にふるえてろを読むのは2回目で1回目は高校2年の時に読んだ。「あっ、これ私だ。イチは好きな子で。うん、私きっとこうなってる。」って勝手に思った。読んだ時に酷く衝撃を受けて思わず彼に「勝手にふるえてろのキャラに君にそっくりな人がいた」と無駄にLINEして、クラスの仲いい女子にもめちゃくちゃ面白かったという話をした(自分に似てるなどは隠して)。そしたらAちゃん(関西弁で読書が好きな絵が上手い子)が「読んだことあるけど、私は主人公の行動が勝手すぎてほんっと無理!!!許せん!!」と憤ってて、えーー!!とかなり驚いた記憶がある。というか今になってたまたま読んだ本の話を高校生で出来てたのすごくありがたい気がするな。貴重な体験。高校に入ってからバンドにハマってほとんど読書をしなくなったけど、読んだ数冊はまぁまぁ覚えてるから高校時代もっと本読んどけばよかったな。

1:00を過ぎてからもう寝たふりしてLINEの既読は付けずに明日返そうと心に誓っていた。1:03に相手からの返信があった。既読をつけないようにトークの一覧みたいなページで最初の1行だけ見た。「連絡くれてありがとう。またね〜」だった。

またね〜。明日とかじゃなくてまたね。盛り上がる前に会話は終わった。電話越しの長年の告白も何もせずにあっさりと久々の会話は幕を閉じた。別に他の話題に転換してもきっといいけど、そうした途端彼の私への連絡はきっと「タスク」になってしまう。そうなるのは何としても避けたくて、けどこの会話を引き伸ばすのもきっと無理。ゲームオーバーです。残念、席へお戻りください。心の準備として読んでいた小説が読み終わるよりも先に本編が終わった。お酒を一滴も飲んでないのに頭が痛くなって水を沢山飲んで気持ち悪くなった。

私の青春はこれにてカタがついたと言えるのでしょうか。あー神様、次は何を読めばいいのでしょうか。

 

こんなに思いを詰め込んでも1200文字だった3000文字の思いが乗らないレポートなんか書けるわけねぇだろばーか