無駄に明るい

雑記帖

めでたし、めでたし。

私はコメディ演劇サークルに入っていて、先日新入生である1年生を交えたコントライブ(10人が10本のコントを持ち寄って役者が1人につき2、3本でるという少し変わったライブ)が楽日を迎えた。

 

私は大道具や小道具全般を作る係のトップになっちゃったので放課後1人で愚痴を吐きながら、4メートルの木材をノコギリでぶった切ったりしてた。いや、全然楽しくないやん。1年生ほぼおらんやん。舞台美術やれやみんな同じ苦しみを味わえ。

 

でも、みんなで稽古終わりに飲み行ったり、暇つぶしにやった大喜利でクリティカル(模範解答。)出したり、昼休みにうどん食いに行ったり、ゲーセンで遊んだり、家に泊まりにきた3人の同期と深夜までやってる服屋で同じTシャツを4枚買って朝、着て行ったらゲロ滑りしたり・・・社畜野郎とは思えないほど充実した1ヶ月だった。

 

袖で次のコントのために待機してる時に見る変な角度からの演劇が好きだ。ハケる時の役者の動きとか暗転せずに見てたいなぁとかたまに思う。魔法みたいに次の場面に行ってるから。

 

最終日の最後のコントのホントにラストシーンで役者が「今日は最終日なので舞台を壊したいと思います!」と叫び「ありがとうございました!」と連呼して持っていた鍋を振り回してパネル(演劇で使う壁のようなもの)を壊そうとしてた。私は袖で飛び跳ねながら笑ってた。私が作った小道具も大道具も飛び交って全部全部叫びながら壊された。気づいたらグチャグチャなまま舞台が終わってカーテンコールしてた。最高だった。走馬灯に出てくると言ったら「人生薄すぎる」と言われたが、それでもいいくらいには最高だった。

 

自分が出たコントも自分が書いたコントも最高だったし、公演を見れていない人が少し可哀想だと思うくらい最高だった。稽古期間に色々愚痴はいたり、ヘイト的なのが溜まったりしたが、そんなの吹き飛ばすくらいこのサークルの作る演劇が好きで、それに携わってる人が好きでその人達に自分が一部として関わってるのが単純に嬉しい。こんな奴でも1人のサークル員として、1つの戦力として扱われてるのが嬉しい。認められているのが嬉しい。承認欲求より少し上のものだと信じ込んでる。

 

最後に荒れてる最終日終わった直後の舞台の様子をあげて終わりにしたい。2018年度コントライブ「ここんとこ、こんとん」のタイトル通りすぎた・・・


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