無駄に明るい

雑記帖

散歩

散歩中に考えていたこと。

・散歩中saidを聴く。saidはこの世で一番カッコ良くて最高な宇都宮のバンド。saidが青春にあるとないのとでは私の人生は多分大きく違っていて、青春にあったせいで良くない方向に曲がってしまっている。けど、saidは大好きで、このバンドをなんの感情もなしに聴けるようになったら私の青春は正式に終了するんだろうなとぼんやりと思う。

・夢の中で高校時代に好きな人にあった。その人の部屋に泊まって、私の事を忘れないでくださいって土下座する夢だった。こんな惨めにならなきゃいけないのか夢の中でも私は

・生活が終わってる。40までに死にたいがここまで堕落してしまっては逆にストレスフリーで長生きしてしまうかもしれない。これは良くない。人よりも「何かをしなきゃいけない」の強迫観念とか義務感が無さすぎてどんな生活であっても受け入れてしまう。

・高校時代に私が2年生の時に3年の先輩が文化祭でsaidのグッドバイを演奏しててあまりに最高すぎて体育館に収容された全校生徒全員ポカーンとしてたけど、私だけはキャットウォークで先輩を見ながらボロボロ泣いてしまった。あれが多分エモいという感情なら簡単にエモいとか言いたくないよね。

・祖父母からトマト20個を軸とした仕送りを送ってきてくれた。とりあえずトマト4つ玉ねぎ人参コンソメを使って作り置きのトマトソースを作って、あまりにそれが丁寧な暮らしのようなもの(私は丁寧な暮らしのアンチ。暮らしみたいな煩雑なものが丁寧にできる訳ない。)で完成した途端悲しくなってフライパンを投げ捨てることを考えたけど、そんなこと食べ物を粗末にすることを万死に値すると思っている私ができるはずなく虚しくパスタとリゾットと炒め物に活用した。トマトソースの作り置きはもっとスパイスカレーなどにも汎用が効くようにコンソメではなく塩で代用する等の改善の余地あり。私は丁寧な暮らしのアンチ。

・今日の一日で食べたものが米一合、納豆、ワカメの味噌汁、鰯の甘露煮(三匹)である意味死ぬ前の食事みたいだなと思った。武士の戦前の食事。鰯の甘露煮は仕送りでもらった。一日一匹を目安に食べろ、と祖父から。6Pチーズも同様にらしい。鰯の甘露煮は寿命が延びる味がした。

・この町はあまりに坂が多すぎる。本当になっがい上り坂と下り坂を見た時に脳がバグを起こしたようにクラクラしてその上り坂を最後まで上がった途端全ての建物が下に見えてこの世の一番高いところに来た気分になった。心なしか空も近く見えた。その高揚の後に何度坂を下らないと自分の家に戻ることが出来ないかを考えてスッとなった。

・高校時代に知り合った音楽好きの友人全員年上でピアス開けてタバコ吸ってて恋愛関係全失敗してて地元のライブハウスの環境死ぬほど終わってたのに、私はタバコもピアスもタトゥーもやってないの凄い(凄い?)

・帰りの信号待ちに読んだ真輝志さんのnote分かりすぎて自分が書いてるのかと思った。嘘。けど、本当に分かる私も変化大嫌い人間だから。変化大嫌い人間だからピアスもタバコもタトゥーもしなかったのかも。https://note.com/gekkan_geinin/n/nfb2f05ff9c7c

・酒飲み過ぎた。完全に帰りのコンビニで買った500mlの檸檬堂は蛇足。散歩コースを決めるにもあのなっがい上り坂に行くまでにどのようなルートを辿ったかもう思い出せないし、多分もう行かない。人生ってそういう感じだと思ってる。諦念。