無駄に明るい

雑記帖

何て言うかラフな集い

最近久々にライブ見てからSAKANAMONってバンドの熱が再燃してよく聴いてる。そもそもライブハウスに行くのもSAKANAMONがきっかけで、それで色々思い出してると「あれ?私が初めて行ったライブ良すぎたのでは?」となり、初めて行ったライブをまとめます。2013年8月29日のお話です。

 

ライブを知ってからチケットを買うまで

ラジオのCMでベリテンライブという栃木のイベントにSAKANAMONが出ると知るが、その時にはローチケなどのサイトでは売り切れになっていてぴゃ〜😣となってました。そんなある日休みの日に自転車漕いでたら、たまたま「ヘブンズロック」というライブハウスに遭遇します。(西武の真後ろにあるのでライブハウスなのにパンのいい匂いとかする)「あっここベリテンライブするとこじゃん。」となり看板を見ると私が行きたかったライブの日付がSOLD OUTになってなくて「え??ローチケとかにはないのに???」となったけど、そこでハッと「ライブハウスで直接チケットを買うという方法があったな確か」(参照:空想委員会のYouTube https://youtu.be/NijhU0n11GY 三浦委員長ありがとう・・・)

と思い出してめちゃくちゃ怖いけどとりあえずライブハウスの階段を降りた。そしたらめちゃくちゃ怖い兄さんがいて、「8/29のチケットください」って言ったら「何枚ですかぁ?」って聞かれたからえ??どうしようライブハウス怖いし母親とか連れてこうかなとか迷ってたら「ごめんなさい一枚しかないです。チケット」と怖いお兄さんに言われたので「一枚買います!」って脳死で言って急いでお金出した。本当にあの時のたまたまお金持ってて良かった。そういうことでたまたまライブのチケットが買えて初ライブがボッチというのだけ確定した。

 

ライブ当日

学校終わったらめちゃくちゃチャリ漕いで急いでライブハウスに向かった。初めてライブハウスの感想はアーティストとの距離が近すぎて意味わかんないだった。キャパが300前後なんでホントに後ろの方でも全然身長とか関係なしに見れて4組の対バンライブだったんですけど、1組目を見終えた時点で「かなり音でかくてこれ近くないか???」と「近い」と「音がでかい」の二点が脳を占拠し始める。それで3組目のSAKANAMONのライブが始まる前にちょっと前の方いってかなり近いがちゃんと近いになってめちゃくちゃドキドキした。ちょうどCD発売した時でその曲やってくれるかな?とかあの曲やるのかなとか思ってたらコミュニケーションブレイクダンサー(当時のSAKANAMONの登場曲)が流れてライブが始まった。本当にこんな世界あるんだって思った。脳が全てを吸収しようとしてでも興奮全部こぼれてるみたいな感じだった。けど、一ヶ所だけめちゃくちゃ覚えてて少しマイナーめな曲のラストのサビでボーカルの藤森さんが照明とかと合わさって本当に凄くカッコ良く見えてなんかそれだけ強烈に残ってる。

ライブの瞬間的なカッコ良さ(見た目とかじゃなくて本当にバンドが世界の主人公みたいに見えたりする瞬間がある)が大好きでその一瞬のためにチケット代と交通費と時間割いてライブ行ってたところもある。きっとそれの一番根底にあるのがこの瞬間なのかもしれない。そういえばこの日のセットリスト調べてみたけど、本当に好きな曲しかやってなくてビックリした。空想イマイマシーって曲が当時ライブだと定番曲で途中に他のアーティストの曲をカバーするという恒例の流れがあるんですけど、そのときは「酒と泪と男と女」やってました。後にシングル曲のB面に収録されてめちゃくちゃ感慨深かった。

あと、ライブ終わりにドラムの人がドラムスティックを投げてそれを思わず反射でキャッチでして、その瞬間めちゃくちゃ過呼吸になって色んなお客さんに心配されてフラフラでドリンクコーナーに行ってジンジャーエール飲んだ。このドラムスティックは今でも実家に色んなバンドのサインとかと一緒に飾ってある。

ライブがちょっと凄すぎるってなった。こんなに楽しいものがこの世にあるというのは当時友達もいなくて部活も引退して音楽しか楽しみがなかった私が「ライブに行きたいけどお金がなさすぎて泣く泣く行くライブをめちゃくちゃ取捨選択する人間」になるには十分な出来事だったと思う。

 

母親が来る

ライブの話なのに母親が来る????

ライブ終わりにグッズが売ってるコーナーでホワホワしてたらCD買ったらサインします〜みたいな時間になってて、「サインは欲しいけど中学生にはCDを買えるお金はないよお」って立ち尽くしていた。諦めて家帰る??とかとりあえず最後までいてみる??とか色々考えてたら、帰りが遅くて心配した母親がライブハウスの物販コーナーに来た。母親は強い。私は普段何が欲しいとかお金のことを気にして(そんな貧乏な家庭でもないのに)なんかあまり欲しいものを言えない子だったんだけど、この日はCDが欲しいってちゃんと言った。母親が「好きなバンドのサインもらえるの?!?!買いなさい!!!」と速攻ゴーサイン出してくれて生意気にもCDの初回限定盤(通常版より500円くらい高い)を買ってサインをもらった。まじでこの時には脳がちゃんとパンクしてたから何話したとかなんにも覚えてないけど、ドラムのスティック取りました。とかは言った気がする。

帰りに母親に本当に凄かった。としきりに言ったし、次の日もライブに行ったという心持ちで学校に行った(話す相手がいなかったので心持ちでライブに行ったことを表現してる)。

 

その後

初めてライブハウスで見たバンドが一番ライブに行ってるバンドなのヒヨコの刷り込みみたいだなと思う。熱が再燃したとは言ったけど、2年前くらいのzeppワンマン行ってるし、有料配信をポツポツ買ったり、高校時代は3ヶ月に一回はライブ見てたからそこに比べるとあれだけど全然コンスタントにライブに行ってて「なんやかんやずっと好きじゃん」と変に恥ずかしくなった。その後も色んなバンドのライブに行くようになったけど、高校時代にワンマンを見に行ったバンドでまだ活動してるのがSAKANAMONだけになってしまってかなり悲しい。きっとこの日がなかったら自分は東京にも行ってないだろうし、サークルにはいってライブの企画とかもしてなかったんだろうなってぽつぽつと思う。最近お酒飲みながら彼らのライブ映像とか見てて「高校時代にこういうことやりたくてたまらなかったなぁ」としみじみする。このライブ映像ってあったんだ。これ見に行って本当に幸せすぎてボロボロ泣いてたな

https://youtu.be/DlM7OjK9p4Y